帰国教員送別会

3つの緊急対応。朝から安全管理チームに指示、上司に相談、本部にメール。学校に向かう道は、、、渋滞。工事やね。ぎりぎりに到着。

送別ソフトボールから。自分ヒット。お兄ちゃんもヒット。途中で抜けて大使をお迎え。子どもたちと直前ぶっつけ音あわせて。

抜けて家庭科室裏で1杯!いざ式典。参加者105名。司会の大役。泣いてる人の顔をじろじろ見ない。今日の約束をしてからスタートです。いきなり来賓紹介をとばす暴挙!!平謝りで順番変更。みんな笑ってくれてよかったー。もう怖いものはなし。

子供たちとPTAの贈る出し物。大使と子供たちのスペシャルライブ。先生方の出し物。自分は校長先生に贈る言葉。盛り上がって1時間押し。。植樹で2時間押し。。。来賓送ったら、先生方と子供たちとPTAでビール。終わったら18時。脱力。出し切った。。

子供たちを育てて頂き、本当にありがとうございました。改めて先生の仕事ってものすごいと思いました。

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贈る言葉
先生という仕事は世界で最も知られた仕事ですが、最も難しい仕事ではないでしょうか。よく三流は金を残し、二流は名を残し、一流は人を残すと言われます。自分がJICAでスタッフの人材育成に携わるようになってから、この意味がちょっとだけ分かるようになりました。人を育てるのって本当に難しい。だから人を残せる人が一流なんだと。正しいことを言うだけでは相手の心に響かないことがほとんど。心に響く言葉は人それぞれ違いますし、響くタイミングも限られています。みんな言うこと聞かない。こっちの想いを考えてもくれない。毎日諦めずにこの難易度の高い仕事に取り組まれている先生方と先生を支えるご家族に改めて敬意を表したいと思います。

校長先生は、生徒が減り、財政が傾き、それでも50周年を迎える学校に来られました。ババを3枚引いちゃった感じ。そんな中、先生は「授業」の充実をゴールに掲げられ、難局にあたって来られました。保護者にとって、とても明確で、とても心に響くゴールで、他のお子さんの保護者をお誘いしやすかったです。生徒数が20名を割り込みそうな時期がありましたが、今年の4月には25名をうかがう勢いです。

財政は大袈裟でなく倒産しそうでした。集まればいつもお金の話になりましたね。切りたくもない予算を削り、本当に辛い思いをされたと思います。おかげで生徒数二十数名でも耐えられる筋肉質な財政になりました。この50周年記念のTシャツも元は金集め。売れてよかったです。多くの企業、個人のご協力頂いた結果、50周年記念でものすごいお金が集まりました。50周年記念は、学校とPTA、児童生徒が一致団結した結果、ケニアと日本、過去と現在の学校関係者が繋がる最高の式典になりました。方向性は示して頂いた上で、やり方は任せて下さいました。話もよく聞いて頂きました。本当にやりやすかったです。

一昨年、会長の打診を頂いたときは、軽い気持ちで受けさせていただきましたが、、、大変でした。PTAの間はイーブンな関係で、職場の上下関係で物事を進めるのとは全く違うものでした。でもここで得た経験は、これからの自分の人生にとても意味のあるものです。校長先生の学校でPTA会長をやらせて頂いて本当によかったです。単に子供が通う学校のために頑張るというのではなく、校長先生のために頑張る、そんな想いでした。プロ野球選手が監督を胴上げするために頑張るような。。。そう、胴上げ。みんなで校長先生を胴上げだ!(一同校長先生にラッシュして胴上げ。今回は落とさない。)